2015年8月10日

石田流対策

石田流の三手目▲7五歩に対して△4二玉上がっても角道止めずに▲7八飛とする場合角交換して△4五角は当然だけれど、▲5八玉とされた場合ちょっと難しいなあと思ってちょっと何か手がないか調べたのでおぼえがき。


初手から
▲7六歩△3四歩▲7五歩△4二玉▲7八飛△8八角成▲同銀△4五角▲5八玉(第1図)



この第1図がもう困る。▲5八玉と上がるってことはある程度用意の作戦があるか指し慣れているかで、石田流本組の対策しかしていない私としては困る。

第1図から△2七角成▲7四歩△同歩とするのが本筋っぽい定跡で有力だとは思うけれど、形勢は難しいものの互角くらいの印象で、研究とか経験値とかの差で振り飛車が指しやすいのではと思う。
というか変化が複雑で歩を先に突くか後で突くかとかで変化したりしてとってもめんどくさい上に、振り飛車側が好きな変化を選べる気がするので真っ向から叩き潰したいとか、よっぽどの理由がない限りはちょっと。


第1図から
△2七角成▲7四歩△6二銀(第2図)


そんな訳で第2図の▲7四歩に△6二銀が良いかも。
以下手順前後とかよくわからないけれど、▲5五角△3三桂▲7三歩成△同銀▲3八銀△4五馬▲7三角成△同桂▲同飛成△7二飛(第3図)みたいな感じで。



銀桂と角の二枚替えで龍を作られるけれど、△7二飛と飛車をぶつけて互角には指せる、気がする。
途中の▲3八銀△4五馬の交換はよくわからないけれど先手が得しているっぽい? たぶん。
4九の金が安定していて、馬が引いたので何かのときに角を打ってから△6七角成▲同玉として馬で4九の金を拾う手がなくなる。

第2図から同じように▲5五角△3三桂▲7三歩成△同銀に▲7四歩△6四銀▲同角△同歩▲7三銀としても取らずに△9二飛(第4図)と逃げておいて。逃げ場所は9二で良いのかはわからないけれど。















そもそも△4二玉に▲7八飛なんて、わざわざそんなことする人はそうそういないのであんまり対策する気も起きないのよね。
そして経験値の差を考えると普通の指し方はあんまりやりたくない。
ということで、▲7四歩に△6二銀でこれにて互角。
本組の方は左美濃でなんとかなるでしょ。八代先生の『石田流破り 左美濃徹底ガイド (マイナビ将棋BOOKS)』のおかげで石田流にされただけで頭がおかしくなって死ぬことはなくなったし。
でも▲3九玉型は自信ないのでやめてほしい。